牛から虎！！（寅っか・・・）

早いもので、もう２００９年もオシマイです。
今年もいろいろとありがとうございました。
大した更新も出来ず、さしてオモロイネタにもならず。
中途半端なblogを反省・・・

来年こそは！
っと意気込みだけ目標にしておきます。

ボツボツと珈琲ネタも増やしていこうと思ってます。
懲りずにお付き合い頂ければ幸いでございます。

新しい年が、皆様にとって良い年になりますように。

来年は寅年です。
虎（タイガース）にとっても良い年になりますように。
行くぞ！甲子園！！

【カフェ／喫茶】 オオヤコーヒ焙煎所 ＜京都市＞

いやぁ寒い寒い。なんなんだ、この寒さ。
12月なのに暖かいな～と思っていたら、一気に真冬の寒さ。
天気予報の北部は雪、雪、雪の雪だるまだらけ。
（雪だらけの詳細は相方のblogで）


そんな雪だるまの土曜日、雪が好く積もる滋賀県は長浜まで出かけてきました。
当日の朝、やっぱり天気予報は雪だるま。
なので、せっせとタイヤをスタッドレスに交換して出発。
12月に交換するのは初めてかも。

なぜにこんな雪降る日に出かけたかというと「オオヤさんのコーヒー」が、
長浜のレストラン＆雑貨店「季の雲」にやってくるからなのです。
オオヤ珈琲焙煎所のオーナーは、先日のKAFE工船の瀬戸さんの師匠の大宅さん。
住所、電話非公開で、毎月25日にある北野天満宮の天神さんをはじめ、
全国各地に屋台を引いて出没。
お客さんの前で好みを聞いて珈琲を淹れるというスタイルを取られています。
もちろん、その場で豆を購入することも可。
基本豆の販売は定量先買いで、顧客の好みに応じた豆と焙煎度で提供するという、
一風変わった販売形態をとられています。
本人曰く「移動する喫茶店」(^^)

だからなかなか飲めない(^^;
だって、まずどこに出没するかを調べるトコから始めないといけないからです。

もっとも、KAFE工船の豆＝オオヤ珈琲焙煎所と見ても間違いではないし、
（焙煎は主に瀬戸さんですが、大宅さんも焙煎することあり）
工船にも大宅さんは出没！されるので、ここの珈琲でもOKなんですが…
せっかくなら大宅さんの淹れた珈琲が飲んでみたい。
話も聞きたいし、手前も見たいし。
ということで「ここは雪国か！」という長浜まで出かけた訳です。
ちょっとした小旅行気分(^^)

初めてお会いする大宅さん。
とっつきにくい、アバンギャルドな印象があったんですけど、普通に親しみやすい感じの方でした(^^;
今回持ってこられていたのは「メキシコ」の豆。
ちょっと特別なルートで手に入った豆だそうで、中南米らしいバランスがいいとのこと。
深く焼いても大丈夫だったそうで、中深と中煎りにしたものからチョイス。
私は中深ヤキ、相方は中ヤキをお願いしました。
今回はペーパードリップで。


屋内用屋台セット、手前のクタクタな車掌さん鞄の中身は謎・・・

大目の量を粗挽きにして、やっぱりゆっくりゆっくりと淹れていただいた珈琲。
うーー、ペーパーでもここまで淹れられるのか…というのが実感。
デミタスサイズの大きさのカップをチョイスしたので、濃い目。
苦味とコクの奥に軽い酸味と甘みがあり、すぅっとした喉越し。
なんとなく炭臭と渋みが感じられるけど、深焼きらしい後味。
うまい。
少し時間をおいて冷めた状態だとさらにコクに深みが増し、やや強まった酸味と相まって
また少し違った味が楽しめる。
これが深焼きの楽しいトコ。


カップを選んで。ちょうどデミタスくらいの大きさ。

惜しむらくは、ワタシが軽い風邪っ引きで味覚と嗅覚がぼけていたこと。
なんでこんなときに…

珈琲の話、まったく関係のない話(^^;をしながら、せっかくなのでもう一杯お願いする。
ちょっとは珈琲好きだというのが判っていただいたのか、今度は特別にネルを使って淹れていただいた。


瀬戸さんよりはやや早いか(^^;でもゆーっくりと・・・
ちょこっと左に写っているのが珈琲クリームの缶。

う～ん、これがペーパーとネルの違いなんだ！！
さっきの渋みが嘘のように消え、ますますスッキリと澄んだ味になっている。
とろん…とした液体に濁りはなく、苦味と酸味と甘みが見事に混ざり合っている。
珈琲の味は「豆と焙煎」でほぼ決まるといわれるけど、やっぱり抽出も大事。
ちょっと手間かかるけど、ネルはおいしい。
どっちがいいというわけではないが（好みと飲み方）ブラックで飲むならネルがお勧めです。
ウチもネルで淹れるようにせねば！！

気がついたら2時間くらい経っていた。外はだいぶ暗くなっている。
渋々と帰ることに。
中深ヤキの豆を持って、雪深い中とっとと京都まで帰ってきました。




オオヤさん手書きの説明書き、貼り付けた生豆がカワイイ


またどこかでお会いできるかな？
寒かったけど、暖かい気持ちになった一日でした(^^)